経済部知的財産局は、台湾の産業発展の状況と全世界の産業発展の傾向を分析するため、台湾の各技術分野別の特許出願件数比率をPCT出願の対応する技術分野の特許出願件数の比率と比較したところ、産業技術の発展の傾向が一致していることが判明した。
以下に掲載するのはこの技術分野別出願件数の比較に関する知的財産局のプレスリリースの訳文である。
標 題:わが国発明特許出願案件の増加と各産業技術分野の関係の変化に見られる未来の傾向
主題内容:
全世界における産業発展の傾向及び「両兆双星国家発展計画」[両兆双星:「半導体産業」及び「映像ディスプレイ産業」を指す]に基づく国内産業の現状を観察し比較すると、発明特許出願の対象は、全て半導体、映像ディスプレイ(平面ディスプレイ、部材、液晶電子ディスプレイ)、デジタルコンテンツ産業及び生物科学技術・医薬工業を重点としており、常に産業の主軸の発展と密接な関係にある。わが国の特許出願は、主導性を有する新製品、ワイヤレスブロードバンド・インターネット等の通信機器、デジタルディスプレイ、半導体、ウェハー、マイクロ電子機器部品、光電子、生物科学技術等に関する発明が大多数を占めており、先進国家における特許出願の状況と一致している。
わが国の上位20技術分野を占める特許出願とPCT出願の対応関係」の統計データによると(資料出所:2003年、2004年、2005年知的財産局年報)、わが国の2005年特許出願案件のうち、上位の10技術分野における特許証交付率は次のとおりである。半導体技術類16.58%、基本電子回路/通信類12.09%、器具(光学)類10.75%、器具(半導体応用)類7.325%、情報類6.71%、基本電子電機部材5.37%、電力/発電、配電、変電、電熱類4.69%、成型類4.17%、運輸類3.6%、保険及び娯楽類2.65%。また、わが国の生物科学技術類の特許証発行率は僅かに1.61%であるが、これはPCTの比率1.7%に比べると近似している。同一技術分野におけるわが国の発明特許出願案件の比率をPCTの2005年の上位10技術分野に占める比率と対照すると、発明特許出願の技術分野の傾向は一致している。
同時に、前述の発明特許出願案件の増加と産業技術分野の関係の変化は、発明特許出願の技術分野が伝統的産業を主とした過去の特許出願の技術分野と全く異なるものであることを明らかに示しており、今後、高技術案件の複雑度が増すにつれ、知的財産局の特許審査の負担及び技術の難度も倍増する。
添付資料:わが国上位20技術分野特許出願案件とPCT出願の対応関係表
