台湾と日本の間で2012年5月から2年間、台日特許審査ハイウエイ(PPH)試行プログラムが実施され、今年の4月末をもって期間満了となりました。その成果が良好だったため、台日双方は、2014年5月1日より3年間延長をするとともに、増強型特許審査ハイウエイ(PPH MOTTAINAI)試行プログラムに修正するということで合意に達しました。その適用範囲は、第1に出願をした当局の審査結果を得てからでなければ、後に出願をした当局にPPHを申請することができないという制限がなくなり、つまり、出願人はPPH協定を結ぶいずれかの一局から審査結果を得れば、これに基づいて他方の局にPPHを申請することができるように緩和されました。例えば、台湾の出願人が台湾で特許出願をしてから日本に同一発明を出願する場合に、もし日本のJPOが先に審査結果を出せば、出願人はこれをもって台湾のTIPOにPPH審査を申請することができます。このようなPPH MOTTAINAI プログラムは通常のPPHに比べ、出願人に更に有利となります。
また、延長されたこの台日PPH MOTTAINAIは2017年4月30日で終了予定ですが、必要に応じて延長することが可能です。
なお、台日PPH プログラムが2012年5月に施行されてから2014年3月までの間に、台湾知的財産局(TIPO)は計817件の申請を受理し、そのうち2012年の外国の出願人からの申請は208件、2013年の台湾の出願人からの申請は4件、外国の出願人からの申請は489件でした。台日のPPH案件においては、2013年のデータによると、TIPOが1回目のOAを発行するまでの期間は平均53.1日、平均審査期間は108日となります。このため、PPHは日本人の出願人にとって極めて有利です。
(Source: Taiwan Intellectual Property Office )


